元彼と別れてから何だか元気が出ない…仕事に集中できない…といった症状に悩まされていませんか?
失恋した後に起きる不調は、無意識のうちに心に溜め込んでしまったストレスが悪さをしている可能性があります。
「少し我慢すればきっと立ち直れる」と思っていると、いつまでも長引いて苦しい思いをすることになるかもしれません。
そんな失恋うつの症状や、失恋うつになりやすい人、克服方法をまとめました。
「失恋うつ」と診断できるポイント
まず失恋うつと呼べる判断基準ですが、実は「失恋うつ」として厳密な分類がされているのではありません。
失恋が引き金となってうつ状態、うつ病と診断される状態になった場合に「失恋うつ」と呼ぶようになります。
つまり失恋して気分が落ち込み、日常生活がいつも通り送れなくなった日が少しでも続いた段階で、失恋うつになったと判断できるのです。
短期間で回復する人もいるが…?
失恋うつは軽度のうつ状態と同じで、特別なことをしなくてもいつの間にか軽快していく人がほとんどです。
しかし失恋のショックが大きかったり、あとで解説する「失恋になりやすい人の特徴」に当てはまっていると、うつ状態が長引き悪化してしまいます。
「放っておけば良くなる」の考え方は間違ってはいませんが、自分が悪化しやすいタイプかどうかの判断はとても大切です。
「失恋うつ」の症状
基本的に失恋うつでは広い意味でのうつ状態と同じような症状が出ます。
しかしうつになった原因が恋愛に関係するものだけに、一部失恋うつならではの症状が現れることもあります。
自分がなんの魅力もない人間に感じてしまう
失恋うつの状態になると自分自身に自信がなくなり、存在価値を見失ってしまいます。
その結果「自分は男性に選んでもらえる魅力がない」「きっともう恋愛なんてできない」と否定的な考えに支配されてしまうのです。
仕事でも特に理由なく「自分は役に立たない」「周りに迷惑をかけている」と感じてしまうこともあります。
別れる時の様子がフラッシュバックする
思い出そうとして思い出しているのではなく、ふとした場面で別れた時のことを何度も思い出してしまうことがあります。
必ずしもその瞬間の映像や音、声などがするわけではなく、その瞬間と同じような感覚に陥るのもフラッシュバックの特徴です。
自分が一番傷ついた瞬間を忘れることができない、いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)の一種となります。
後悔を繰り返す
フラッシュバックと同じように、無意識に元彼のことを思い出しては「あの時こうすれば良かった」と自分のミスを後悔することも。
今になって後悔しても別れたことが取り消しになるわけではないものの、自分を責めることにこだわってしまっているのです。
元カレや他人ではなく、自分に全ての責任があるように感じてしまうのも、うつ状態の特徴的な症状の一つです。
何事にもモチベーションが上がらない
失恋うつになると判断力や集中力が鈍ります。
元彼のことを忘れるために何かを頑張ろうと思っても集中できず、気付くとボーっとしたりミスが目立ってくるでしょう。
これが「自分はダメだ」という意識を強くさせ、悪循環に陥りやすくなります。
運動をしていない時でも心臓がドキドキする感覚がある
夜眠る時などのリラックスしている時間に、急な動悸が起きるといった身体症状が出ることもあります。
無意識に緊張感が高まっている状態で、簡単に言えばリラックスしているようで全くリラックスできてないのです。
息苦しさを感じる時がある・眠れない
一見うつとは全く関係のなさそうな息苦しさや睡眠障害も、自律神経が乱れる影響で引き起こされることがあります。
特に運動をしたわけではない、息苦しくなる持病があるわけではないという場合、自分の心のダメージを疑った方が良いでしょう。
また、眠れなかったり眠りすぎて起きなければいけない時間に起きられなくなるケースもあります。
※身体症状に関しては別の病気が隠れている可能性もありますので、続くようなら早めに病院を受診することをお勧めします。
失恋うつに状態になりやすい人の特徴
あなたの周りに別れてもすぐ別の恋人ができるような人っていませんでしたか?
誰もがうつになってしまうと言われますが、特に失恋の場合はそのダメージが残りやすい人とそうでない人がいます。
失恋のダメージが残りやすく、失恋うつに発展してしまいやすいのはどんな人なのでしょうか。
自分に厳しい
まず一番多いのが、自分のちょっとしたミスもなかなか許せないようなタイプの人です。
周囲の期待に応えなければいけない、迷惑をかけてはいけないといった自立心が強い傾向があります。
失恋について誰にも相談していない
元彼と別れたことや自分を責めてしまう状態を人に相談できないでいると自分の心を蝕んでしまいます。
誰かに相談したりいろんな人の意見を聞くことによって解決のヒントが見えてくることもありますが、自分に厳しい人はそれができません。
本当は心が傷ついているのに普通に振る舞おうとしている
周りに心配をかけたくない、自分の弱いところを見せたくないと感じてため込む人は要注意です。
辛い気持ちを吐き出せないでいると、どんどん心が疲れていってしまいます。
平気なふりを繰り返していると、いつか自分の本心が自分でもわからなくなるような錯覚に陥ってしまうでしょう。
「失恋うつ」の症状改善・克服方法
最後に、一番大切な失恋うつの改善・克服の方法を見ていきましょう。
失恋を本当の意味で乗り越えて充実した生活を取り戻すためにはどんなことが必要なのでしょうか。
「ツラい」「ショックを受けている」という感情を自覚する
まずはあなたの心が大変なダメージを受けているということを自覚しましょう。
自分で自分に嘘をついていては、治せるはずの心の傷もなかなか治せなくなってしまいます。
自分の素直な気持ちを自分で認めてあげることによって、少しずつ自分を大事にする方法を見つけていくことができます。
出来ないこと、失敗したことを自分で許す
失恋うつの状態では何かとミスが目立つこともありますが、それはあなたの実力不足ではありません。
今は普段とは違う状態だからミスをしてしまうだけで、それを乗り越えればあなたの本来の実力で今まで通りのパフォーマンスが出せるはず。
ですから今は普段とは違う状態であることを自覚し、普段よりも優しい基準で自分を見つめるようにしてみましょう。
誰かに胸の内を話す
失恋うつになりやすい人は誰かに相談するのが苦手な人が多いです。
ですから「相談する」と考えず、世間話の一環としてあなたの失恋経験を人に話してみると良いでしょう。
面倒見の良い人、空気を読んでくれる人に打ち明ければ、あなたの気持ちを察してそのまま相談に乗ってくれるかもしれません。
それが難しいのなら、匿名のSNSなどに自分の気持ちをただ書いていくだけでも良いです。
大切なのは自分の心にため込まないことですから、とにかく自分の気持ちを外に出すという点を意識してみましょう。
「〇〇しなきゃいけない」という強迫観念を手放す
人は不安な気持ちが強いほど強迫観念が強くなります。
不安だったり危険を感じているからこそ、これまで自分が成功したやり方を繰り返せばその危険を回避できると考えるためです。
ですから強迫観念を手放すためには「楽しい!」と思えることにチャレンジしていきましょう。
好きなものを食べる、好きな芸能人のでているドラマを見る、やってみたかったスポーツにチャレンジするなどなんでもOK!
不安などの負の感情を忘れる時間を多く取っていくと、強迫観念も薄れていきます。
元彼のSNSチェックをやめる
別れた彼のことを忘れられないでいると、ついSNSで追ってしまうという女性も多いと思います。
それで気持ちが満たされるのなら良いですが、元彼のSNSを見てもスッキリできないのなら、思い切ってSNSチェックはやめてみましょう。
物理的に元彼から離れてみることで心が解放されるかもしれません。
心療内科・精神科を受診する
「失恋くらいで病院にかかるなんて恥ずかしい」なんて思っていませんか?
心の不調はその人の弱さを象徴しているわけでも、恥ずかしいことでもなんでもありません。
風邪をひいたら病院に行くのと同じように、心が不調を訴えているときにも専門の病院を受診して全く問題ありません。
夜眠れない、不安な気持ちが続いてしまう、仕事中に思い出してしまうなど、自覚できる症状があればそれを話せば大丈夫です。
まとめ
心のSOSに気づくことは、失恋うつを乗り越える一番最初のステップです。
もし少しでも自分に思い当たりそうなことがあったのなら、無理せず自分の心に耳を傾けてください。
そこから適切な対処を取り、あなたが充実して過ごせる毎日を取り戻しましょう。
復縁専門占い師
柊 みこと
復縁専門の占い師としてこれまでに25000件以上の鑑定実績を持つ。
数々の復縁情報サイト、占いサイトのプロデュースを行うプロの占い師。