誰かに感謝の気持ちを持てるのは素晴らしいことです。
しかし別々の道を進むことを選んだ元彼に「今までありがとう」と伝えたいけれど伝えていいのかな?
元彼から「今までありがとう」と言われたけれど、どう返事をすればいいんだろう?
こんな状況になったときは、元彼にどう受け止められるかも分からないので対応に困ってしまいますよね。
今あなたの心の中にある元彼への感謝の気持ちや、彼からもらった感謝の気持ちに対してどう行動すれば良いのでしょうか。
また、あなたに「ありがとう」と言ってくれた元彼の心理なども解説しています。
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感謝の気持ちがある人だけのメリット
あなたが振った側でも振られた側でも、元彼に感謝をできるとあなたにメリットがあります。
相手を尊重できることによって得られるメリットとはどんなものなのでしょうか。
幸福度が上がる
人に感謝ができる人は、言い換えれば人や物事の”良い面”にたくさん気付くことができる人とも言えます。
きっと元彼と付き合っていく中でも良いことばかりじゃなく、ちょっとムカっとすることや困らされたりすることもあったはずです。
しかしそれよりも「こんなに良くしてくれた」と自分がしてもらえたことに目を向けられる人は、何事においても良い面を見るクセがついています。
つまり人よりも「今日はこんなに良いことがあった」「すごくラッキーだな〜」と良いことに気づきやすいのですね。
結果、人よりも自分は幸運だ、恵まれていると実感しやすく、幸福度が高くなります。
人間関係が円滑になる
感謝の言葉は相手を幸せにするパワーも持っています。
「ありがとう」と言ってもらえた方も気分が良くなり「この人にはまたこうしてあげよう」という気分にさせるので、円滑な人間関係を築くことができるでしょう。
言い換えれば別れた後も元彼と良好な関係でいたい場合にも役に立ちます。
あなたが元彼と今後も友達でいたい場合はもちろん、元彼が感謝をしてきた場合も今後の関係を維持したいと思っているのかもしれませんね。
未練に踏ん切りがつきやすい
あらためて感謝の気持ちを言葉にすることによって「綺麗に終わった」と気持ちに区切りをつけることができます。
同じ終わりならケンカをしながら険悪に別れるより「幸せな時間をありがとう」と言った方が、お互い気分良く終わることができますよね。
ここで綺麗に踏ん切りをつけ、それぞれ別の道を進もう!という前向きな気持ちになることもできるのです。
なぜ別れた相手に感謝の気持ちが生まれるの?
振った方も振られた方も、相手に対して不満や不信感などのネガティブな感情は少なからずあるものですよね。
しかし逆に感謝の気持ちを持てるようになるにはどんな心理が影響しているのでしょうか。
元彼に感謝をされて疑問でいっぱいな人にとっても、彼の気持ちを理解する参考になるはずです。
別れたことを後悔したくない
別れた後「付き合ってるのがムダだった」と思ってしまうのはすごく悲しいこと。
そう思わないように感謝の気持ちを思い出して「良い人だった」と納得させたい気持ちもあるのでしょう。
人は心理的に、物事の最後の印象が強く記憶に残ると言われています。
終わり良ければ全て良しの精神で、付き合ってきた中でのトラブルやいざこざを感謝の気持ちで上書きし、忘れてしまいたいと思っているのです。
相手に「してもらったこと」がたくさんある
別れてから初めて、いかに尽くしてもらえていたかを実感した場合も感謝の気持ちが生まれます。
付き合っている時には当たり前のように受け取っていたので、当時はあまり感謝の気持ちも感じていなかったのかもしれませんね。
離れてみてやっと相手の良さに気付くというのは良くあることで、これが「よりを戻したい」といった未練になって復縁を目指すきっかけになるかもしれません。
自分の中で「終わった恋」とピリオドを打ちたい
「感謝の気持ちから得られるメリット」でもご紹介したように、感謝を伝えることで「次に行こう!」と前向きな気持ちになることができます。
つまり自分の中で気持ちを切り替えるために、相手への感謝を思い出して「めでたし、めでたし」で終わらせたいという深層心理が働いているのでしょう。
もともと気持ちの切り替えが上手な人や、ポジティブ思考の持ち主の人に当てはまりやすい理由です。
元彼に「今までありがとう」という感謝を伝えたい場合
元彼と別れてからどんな関係性であるにしろ、自分から感謝の気持ちを伝えるのは基本的には問題ありません。
感謝を言われたらどんな人でも嬉しいし、早めに伝えればそれだけ気持ちの切り替えも早くなります。
しかし、感謝を伝えられても元彼が喜んでくれないケースはもちろん存在しますので注意しましょう。
ここからは、あなたが元彼に感謝を伝えたい場合に意識して欲しいポイントをご紹介します。
「ありがとう」と伝えない方がいい場合
感謝を伝えて元彼を後悔させたいと思っている
せっかく「ありがとう」と伝えても、元彼が素直に受け取るだけで後悔まではしてくれない可能性があります。
何かしらの反応を期待して言うものではないですし、自分の都合よく元彼が反応してくれるとも限りません。
純粋に感謝の気持ちを伝えたいだけなら良いですが、何か思惑を持った状態で伝えるのは避けましょう。
あなたが新しい恋を始めた時
あなたにとっては元彼との交際があったから成長して新しい恋を見つけられた、だからお礼を言いたいと思うかもしれませんね。
しかし元彼にとっては一人置いて行かれたように気分になるだけで、何とも虚しい気持ちにさせられてしまうかも。
特にプライドの高い男性だと負けた気にさせてしまいやすいので、こういった時には元彼に感謝しないようにしましょう。
久しぶりの連絡になる場合
何週間ぶりの久しぶりの連絡でいきなり「ありがとう」と伝えるのは不自然です。
久しぶりの連絡になる場合には、まず世間話やお互いの近況報告をしてある程度普通に会話ができるようになっておきましょう。
元彼に感謝を伝える方法
LINEであっさり伝える
直接会わなくても伝えることができるのでとても便利ですし、送る前に言いたいことをまとめることができます。
どうしても言葉にするのが恥ずかしい場合は感謝の気持ちが伝わるようなスタンプを送っても良いですね。
ただ言葉より真剣さは伝わりにくく、どちらかというと軽くお礼を言う感じになるのであなたの感謝の気持ちの大きさに合わせて使い分けましょう。
プレゼントを添えながら
友達や知り合いにお礼を言うのと同じように、何かプレゼントを添えるのも感謝の気持ちが伝わりやすいです。
ただし別れている場合、あまり高価なプレゼントは重荷になるので避けましょう。
元彼の好みに合わせ、タバコや缶コーヒー、おつまみなど、いわゆる「消えもの」なら元彼にも負担になりにくいはずです。
コンビニでも揃えられそうなものではありますが、言葉だけじゃ気持ちが足りない!という人にお勧めですよ。
メッセージカードで
便箋何枚にも渡る手紙の方がたくさん伝えたいことを書くことができますが、受け取った方は荷が重くなってしまいます。
せっかく思いを込めても、元彼が読むのを嫌がったり「気持ちが重い」と思われてしまっては意味がないですよね。
ほんの数行にまとめられるメッセージカードなら受け取りやすく、プレゼントに添えることもできます。
感謝の気持ちを数行にまとめるのは大変かもしれませんが、よく言葉を選んで納得のいく「ありがとう」を伝えてくださいね。
気持ちが伝わる「ありがとう」の伝え方
より気持ちが伝わりやすいように感謝を伝えたいのなら、具体的な言葉を添えるようにしましょう。
ただ「ありがとう」「感謝してる」とだけ言うよりも、
「ダメなことはしっかり叱ってくれて、すごくありがたいと思ってた」
「〇〇くんと一緒にいられた時間が人生で最高に幸せでした。本当にありがとう」
こんな風に具体的に何に感謝をしているのか付け加えてから感謝の気持ちを伝えると、とても言葉に真実味が増します。
気軽な感じではなく、真剣に感謝を伝えたい場合はこういった伝え方を意識するのがお勧めですよ。
元彼から「今までありがとう」と言われた場合
別れる時、もしくは別れて少し経ってから「今までありがとう」と伝えてきた元彼。
一体何が目的で、どんな対応をすれば良いのか気になることはたくさんあると思います。
まずは元彼から感謝を告げられた時に、元彼にとっても気分良く感じてもらえるような対応をご紹介しましょう。
「こちらこそありがとう!」と返す
基本ではありますが、あなたも「ありがとう」と返せばお互いが良い気分になれるはずです。
元彼の感謝を受け取りつつ、自分も同じくらい元彼に感謝をしていることが伝わるので、今後気まずい雰囲気にもなりにくいでしょう。
別れた後は友達や気まずくない関係に戻りたいのならこう返しておけば間違いはありません。
久しぶりの連絡なら「いきなりどうしたの?」と聞く
別れてから随分と連絡をとっていなかったのに、いきなり元彼が「今までありがとう」と言ってきた場合、元彼の心境に何か起きた可能性があります。
そんな背景を察して「どうしたの?」と聞き返すと、元彼がもっと詳しく自分の気持ちを話してくれるかもしれません。
彼に振られたなら「気にしないで」と大人な対応を
あなたが振られた立場で元彼から「ありがとう」と言われたのなら、色々と言ってやりたいこともあるかもしれません。
しかしここで言い返しても元彼が戻ってくれる可能性は低いですし、険悪な雰囲気になってしまうでしょう。
ですからこの場合はあなたが一つ大人になって「気にしないで」と返すのが理想的。
強がっているように見えてしまうかもしれませんが、そんなあなたの気遣いに元彼も健気さを感じてくれるでしょう。
元彼に忘れて欲しいならスルーする
もう元彼との復縁は考えていないのなら、わざわざ感謝の言葉に反応する必要はありません。
今後も仕事などで元彼と関わりを持つようだと無視するのは関係の悪化を招いてしまいますので気をつけましょう。
特に仕事や共通の友達との繋がりもなさそうで、今後縁を持つこともないだろうという場合だけ使える対応です。
男性が元カノに感謝を告げる理由
本当に元カノに感謝をしている
「なぜ感謝の気持ちが生まれるのか?」でもご紹介したように、元彼はあなたとの交際で得たものがたくさんあったのです。
あなたのお陰で成長できた、あなたがいたから今の自分がいると考え、心から感謝しているのでしょう。
別れることにはなってしまったけれど、自分を育ててくれたあなたの元を巣立つ前にお礼を伝えたかったのかもしれません。
自分が悪者で終わりたくない
元彼の一方的なわがままで別れることになった場合、少しでも自分の印象を良くしておきたいと思っている可能性もあります。
例えば元彼の浮気や、特に理由なく気持ちが冷めてしまって振った場合などが当てはまります。
「ありがとう」と言えば多少は喜んでくれるだろうと考えていて、自己保身のための感謝とも言えるでしょう。
「これで本当に終わり」と遠回しに伝えたい
「ありがとう」と締め括ることでお互いの気持ちに踏ん切りをつけましょう、と暗に伝えたいというケースもあります。
「じゃあね」「またね」「さようなら」といった別れの言葉で終わってしまうのが寂しくて「ありがとう」という言葉を使っているのでしょう。
ハッキリと言葉にはできないものの、元彼の中ではもう連絡を取ったり関わったりするのは辞めたいと考えているのかもしれません。
少しでも元カノを慰めたい
元カノを振ったことに罪悪感を持っている男性も「ありがとう」を使いたがる傾向があります。
少しでも元カノの心の傷を浅くしたい、元カノには価値があるんだと理解して欲しいとあなたのためを思って感謝しているのですね。
別れる時にあなたが目に見えて落ち込んでいたり、別れるとあなたが不安定になりそうで心配な場合に当てはまります。
元カノに寄り添うような優しい言葉をかけ、これ以上元カノが傷つかないようにという元彼なりの優しさなのでしょう。
まとめ
感謝の気持ちというものはその人の心を豊かにしたり、相手を喜ばせて人間関係を円滑にする素晴らしいものです。
別れた相手にこんな気持ちが芽生えるのは、それだけ素敵な交際ができていたり、自分の気持ちに区切りをつける意味合いがあります。
もしあなたが元彼に「ありがとう」と伝えたいと思うのなら、独りよがりな伝え方は避けるのがベスト。
感謝の気持ちは相手を喜ばせるものですから、具体的な言葉を添えつつ、元彼に伝えやすい手段を選んで伝えましょう。
そして元彼から「ありがとう」と言われた場合は、あなたが目指す元彼との関係性に合わせた対応をするのがお勧めです。
今後も元彼と関わりを持ちたいと思うのなら「ありがとう」を返したり、大人な対応で気持ちを受け取ったことを伝えてくださいね。
復縁専門占い師
柊 みこと
復縁専門の占い師としてこれまでに25000件以上の鑑定実績を持つ。
数々の復縁情報サイト、占いサイトのプロデュースを行うプロの占い師。