よくよく考えたつもりで離婚をしたのに、その決断を後悔してしまう女性がいます。
離婚してみるまで分からなかった、離婚を後悔するに至ったその理由とは一体何だったのでしょうか。
これから離婚を考えている方、復縁再婚が思うように行かない女性の参考になれば幸いです。
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離婚の満足度は女性の方が高い
結婚情報誌『ゼクシィ』などを発行しているリクルート社のブライダル総研のアンケートによると、男性は約3割に対し、女性は約6割が「離婚してよかった」と感じるといいます。
つまり、本来は女性の方が「離婚したい」と感じる場面が多く、本来は離婚してからも後悔はしにくい傾向があるのです。
周りからも「離婚してよかったよ〜」なんて話も耳にしやすく、つい自分も大丈夫だと離婚する意欲が高まるのかもしれませんね。
参考URL:https://souken.zexy.net/research_news/divorce.html
離婚を決断するまでの時間は女性の方が短い
男性は何か考えたいことがある場合、1人の時間を作るほど考えることに没頭し、時間をかけて結論を出そうとします。
対して女性が何か大きな決断をする時はその時々に受けた感情で決めることが多く、あまり時間がかかりません。
あとは離婚するタイミングを見計らう段階に入るため、決断すること自体は女性の方が早いのです。
女性が離婚を後悔してしまう理由
離婚に限らず、実際に体験しないと分からないことはたくさんあります。
ですから離婚を後悔しているからといって、過去の決断が間違っていたとか、考えが足りなかったというわけではないのです。
元パートナーの別れてからの言動や生活の変化など、いろんな要素が絡んだ結果になっています。
実際、離婚を後悔している女性がどんな理由で後悔するようになったのかをまとめました。
生活が苦しくなった
「専業になっていたので仕事がなかなか決まらない。貯金もないし老後のことも考えると不安になった」(34歳・パート・女性)
「産休を取っていたせいで仕事に復帰しても以前のような収入がなく、苦しい生活になりました」(30歳・総合職・女性)
「元旦那の慰謝料や養育費もありましたが、やっぱり結婚していた頃の安定感はありません。何かあった時のことを考えると自由に使えるお金はほぼゼロ…」(35歳・アパレル・女性)
仕事と子育ての両立が難しい
「シンママになったのに保育園に入れず、思うように働けない」(30歳・事務・女性)
「朝起きて子どもを送って仕事して、帰りがけに迎えに行ってお夕飯を作って…自分の時間は一切ありません。キャリアアップも難しいです」(33歳・飲食業・女性)
「高齢の親には頼りづらく、女手一つで育てたいのですが、子どもがいると仕事に集中できません。時短勤務で収入も激減」(32歳・医療関係・女性)
劣等感に押しつぶされそうになる
「周りの離婚していないママ友を見るのが辛くて離れてしまいました。遊びに行ける人もいなくなり毎日孤独です」(34歳・介護職・女性)
「離婚してすぐは1人の時間も悪くないと思ったけど、今となっては家族連れや歩いている人やカップルを見たくない」(29歳・公務員・女性)
「親や兄妹から『再婚したら?』と言われるのが辛い。そんなに簡単に次になんて行けない」(33歳・美容師・女性)
子どもが寂しそうにしている
「離婚の後悔はやっぱり子供のこと。『パパは?』と言われるたびに説明に困るし、取り繕う自分が嫌になってくる」(35歳・映像アシスタント・女性)
「私の有責で親権は元夫へ。たまに会う子供から元夫との生活の様子を聞くたびに自分の行いを後悔するし、縋ってでも離婚は避けるべきだったと後悔する」(38歳・家事手伝い・女性)
「子どもが、学校で周りの子と家族の話をする時に取り残される気持ちになるそうです。子供に我慢させなければいけないのがとにかくツラい」(36歳・看護師・女性)
一生独り身になりそうな不安がある
「離婚後に不倫相手に逃げられて、誰にも頼れなくなりました」(31歳・事務・女性)
「子どもがいるとなかなか出会いに恵まれません。このご時世、お見合いなんて機会も滅多にないし、1人で子供を育てる覚悟が必要かな…」(36歳・タクシー運転手・女性)
「老後資金2000万円と言われるこの世の中、離婚して自分の力でどうにかなると思えない。先々に不安しかない」(35歳・飲食業・女性)
親をガッカリさせてしまった
「私の親が離婚にひっそりショックを受けているようです。普段そんなそぶり見せないので、余計に悪いことをしているという罪悪感があります」(33歳・パート・女性)
「離婚後に親が一気に老けた。1人になってしまった私が心配だと…。もっとしっかりしなきゃと思いつつ、別れなきゃよかったと毎日思う」(34歳・出版業・女性)
離れてみて相手の良さに気づいた
「離婚当時は本気で嫌だったはずなのに、離婚してから自分の甘えだと気づいて後悔しています。でも子供もいないので元夫とは連絡も取れません」(30歳・旅行代理店・女性)
「価値観の違いで別れたのですが、今思えばもう少し話し合えなかったのかと反省しています」(30歳・アルバイト・女性)
「食器を片付けないとか子供っぽいところにイライラしてしていたあの頃、もっと大人になれなかったのかと毎日考えています」(35歳・飲食業・女性)
男性が離婚を後悔するのはどんな時?
同じ女性としてみれば、離婚を後悔する理由にはイメージしやすそうな者、共感できるものが多かったのではないのでしょうか。
対して男性は、どんな場面になると離婚したことを後悔するのでしょうか?
特に多かった「男性が離婚を後悔する時」のTOP3は、女性とは全く異なるタイミングであることがわかりました。
自分の親の面倒を看る必要ができた時
親が高齢となり、仕事と介護の両立が必要になると「支えてくれる人が欲しい」と思うようになります。
介護を手伝って欲しいという気持ちだけではなく『親の世話が必要になるほど自分も歳を取った』という点に、言いようのない虚しさを感じるのです。
生涯を孤独で過ごしたくないという寂しさを、親の体調面の変化をもって感じるのかもしれません。
元嫁が幸せそうにしている時
『離婚した相手が幸せそうにしている=成功している』と感じ、途端に離婚した相手の存在が惜しくなります。
負け惜しみに近い感情が生まれ「本当は俺と一緒にいた方が幸せになれるぞ!」と猛アピールをし始める男性も。
元嫁の新しいパートナーに対して張り合う気持ちも含まれているのかもしれません。
仕事がうまくいかない時
男性にとって戦場である職場で輝くことができないと、自分を認めてくれる存在を求めるようになります。
そんな時、一番初めに思い出されるのが離婚した元嫁です。
「こんな時に嫁がいてくれたら…」と想像しては、連絡をとって近況を聞いてみたりする男性も多くいます。
なぜ復縁できないのか?離婚した夫婦ならではの問題点
別れた者同士が簡単によりを戻すこと自体あまり例が多くない中、離婚した夫婦が復縁再婚をするのはそれよりも難しいのが現状です。
何が夫婦の復縁を妨げる要因になっているのでしょうか。
離婚後に後悔をして「復縁したいけどできない」と悩むことになる前に、一度夫婦の再婚の問題点について考えてみましょう。
愛情があった分、裏切られた反動が大きい
片方が不倫などの裏切り行為をした場合、そのショックは付き合っているカップルよりも大きくなります。
より強く「信じてたのに裏切られた!」と感じやすく「許せない」という感情に支配されてしまうのです。
信頼があるからこそ話し合って許そうとできるか、許せない怒りの気持ちでいっぱいになるかは、その人の性格次第。
許せない方向性に気持ちが傾いてしまえば、露骨に拒絶反応を見せてくるでしょう。
変わる努力を見てもらえない
よりを戻すために自分の悪いところを直したりする努力をしても、それを見せる機会が取りにくいのも夫婦の復縁の問題点でしょう。
離婚後は今までのように毎日顔を合わせることもなく、気軽に連絡も取りづらくなります。
離婚をしても、事務処理などで会話をする機会があるうちに復縁活動を始められれば、まだチャンスはあります。
しかし離婚を後悔するまでに時間がかかると、相手との関わりがなくなるため復縁活動が難航するのです。
簡単に変われない
変わる努力を見てもらう以前に、日々の生活で精一杯で自分を磨くことまで気が回らない人も多いのが現状です。
普通のカップルとは違い、別れると生活が大きく変わってしまいますから、いわゆるダイエットのような自分磨きにもなかなか本腰を入れられないのでしょう。
結果、元夫が見直してくれるくらいの変化が身に付かず「変わっていない」と判断されて復縁ができないのです。
相手に復縁を決断する体力がない
離婚はトラウマになりやすく「もう同じような思いをしたくない」と再婚に踏み出せない人も多くいます。
つまりどれだけ自分を磨きあげても、相手の中に男女の関係に戻れるような意欲が残っていないケースも非常に多いのです。
「元旦那は以前のように優しいし、いい雰囲気なのによりを戻せません」と悲しむ女性が出てくるのは、これが原因なのでしょう。
周りの目が気になる
結婚していないカップルなら、まだお互い「好きだから」という理由だけでも復縁はできるでしょう。
しかし夫婦の場合、お互いの親族や職場、友人など、様々な人に事情を説明したり、迷惑をかける可能性があります。
思慮が浅いと思われたり、笑われることを想像してしまい、周囲の目を気にして復縁を目指す勇気が起きない場合も多いようです。
まとめ
女性が離婚を後悔する理由、男性が離婚を後悔するタイミング、そして復縁再婚への問題点について解説しました。
夫婦の離婚は簡単に元に戻すことのできない、本当によく考えることが必要な決断です。
一時の感情に流されて安易に離婚を考えず、離婚した後の生活のことも考えた上で決断をすることが大事になるでしょう。
復縁専門占い師
柊 みこと
復縁専門の占い師としてこれまでに25000件以上の鑑定実績を持つ。
数々の復縁情報サイト、占いサイトのプロデュースを行うプロの占い師。